木曜日、ウィスコンシン州知事Scott Walkerが提案する団体交渉権剥奪法案は、上院議会を通過した後、下院議会でも通過、知事の署名により成立が確実となった。下院では、53対42と、ほぼ共和党と民主党の頭数通りだった。
これにより、ウィスコンシン州における警察官と消防士を除く全ての公務員の団体交渉権が剥奪されることになった。公務員の組合費を州が自動的に引き落とす制度は廃止され、組合はその存続の是非を問い、メンバーによる決議をしなければならなくなる。Walkerの狙いは組合の破産、そして最終的な解体だ。
もう一つ、今回訂正され通過した法案には、一つの驚くべき項目が盛り込まれている。それは、州知事の判断一つで、ストライキや組織された集団での病欠に係わった者は、その管理職によって解雇しても良いというものだ。これは、予想される今後の公務員ストライキを牽制するものだ。
これらの動きに対し、民主党は決議の方法に様々な問題があったとして、法的な措置を取る構えだ。
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