By Associated Press via finance.yahoo.com (Mar. 23, 2011)
教育社会学担当:生駒
2011年3月3日、$110 million(約89億円)の財政赤字があるロードアイランド州プロビデンス市が、市の全教師1926人に解雇通知をつきつけたことは、まだ記憶に新しい。結果的に、4校の学校閉鎖、約70人分の教師ポジションを消失させる(3/14)ことで “落ち着いたよう” に見える今回の教師解雇問題であるが、その方法が正しいのかはさておき、現在、プロビデンス市長Angel Taverasは、教師の総解雇数を減らすための策に奔走している。
その1つが教師を早期退職に導く、いわゆる“甘い汁”の提示である。
3/14(月)に、該当する教師たちが退職を受け入れた場合は、市はある程度の固定給を提供する用意があると話したAngel Taveras市長であるが、3/22(火)の時点で新たに、退職を受け入れた教師には$5,000(約40万7000円)を一時支給金として給付することを発表している。
この優遇措置は、現在の学期終了時に解雇の可能性がある、215人の該当教師に対して書簡により提案されたものである。
もし215人の教師のうち、3分の1がこの提案を受け入れさえすれば、
市は $7 million(約5億70000万円)の予算削減が可能となり、
これにより、それ以上の教師解雇を防ぐこともできるという論理展開だ。
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